odd_hatchの読書ノート
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柄谷行人「意味という病」(講談社学術文庫)
1974年刊行の第一評論集。著者30代前半の1972-73年に書かれたもの。たしか、初出時にはあまり注目を浴びず、80年代になって「構造と力」がベストセラーになってから注目されるようになった、と記憶。 マクベス論――意味に懸かれた人間 ・・・ ギリシャ悲劇とも違い、ほかの自作の悲劇とも異なる「マクベス」の読み直し。マ…