odd_hatchの読書ノート
id:odd_hatch
ハインリヒ・シュリーマン「古代への情熱」(新潮文庫) 19世紀にバルト海貿易でビジネスマンが成功するまでは啓発的。しかし発掘作業は強奪的で批判されている。
ハインリヒ・シュリーマンは立身出世の人。高等教育を受けることができず、丁稚奉公から事業で成功し、幼少時代からの夢を実現した。その社会的成功、学問の達成、語学の天才、克己と自己実現は子供向けの伝奇としてよく読まれた。 この「古代への情熱」は高校生の時に読んだが、内容をすっかり忘れていたので、今回再読。…