ヒッチコック/トリュフォー「映画術」(晶文社) 映画の職人を巨匠に変えた長時間インタビュー。殺人犯の末路と無実で終われる主人公の苦闘の二種類に分けられる。

トリュフォーは監督になるまえに映画雑誌の編集長をしたり映画評論を書いたりしていた。そのときからヒッチコックのファンで、何度もインタビューしていた。監督の名声が高まってから、ヒッチコックに長時間インタビューを申し込み、ヒッチコックが受諾したことから、このインタビュー集ができた。1967年に最初の版がでて…