odd_hatchの読書ノート
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大塚久雄「社会科学における人間」(岩波新書) ロビンソンの個人の経済人、マルクスの類としての人間、ウェーバーの宗教的経済人を考える。
ウェーバー研究の泰斗が行った連続講演を書き起こしたもの。1977年。 序論 ・・・ 本書では人間類型論(行動様式、エートスとも)を検討する。理論的思考の中で、人間がどのように位置づけられ、関連付けられ、取り扱われるか。19世紀の先進国でつくられた理論が20世紀の途上国では当てはまらないことが多い、一方…