川西正明「謎解き「死霊」論」(河出書房新社)-1 埴谷雄高の担当編集者でのちに文芸評論家になったものによる「死霊」論。

2か月かけて埴谷雄高の書いたもの(「文学論集」「政治論集」「死霊」)を読んできた。総仕上げは、埴谷雄高の担当編集者でのちに文芸評論家になったものによる「死霊」論。60年代後半に埴谷雄高の本を作ることから始まり、埴谷雄高の仕事の協力者として信頼厚く、作家の死後は「死霊」の自筆原稿を読み込んだ。俺のような…