odd_hatchの読書ノート
id:odd_hatch
ヤコブセン「サボテンの花ひらく」(プロジェクト杉田玄白) 娘への求愛物語で語られる諦念と悲嘆、運命への呪詛。
杉田玄白プロジェクトによって、ヤコブセンの「サボテンの花ひらく」が翻訳されているので読む。ここには、シェーンベルクの「グレの歌」の歌詞が収録されているので前から気になっていた。 blaalig.a.la9.jp 訳者の解説によると、「サボテンの花ひらく」は1867年から1870年ころに書かれた、若書きの未完作品。軍事顧問官…