odd_hatchの読書ノート
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ジェイムズ・ヤッフェ「ママは何でも知っている」(ハヤカワ文庫) 社会の知的エリートよりも家庭にいる良妻賢母が優れているという戦後アメリカ家庭のモデル化。
安楽椅子探偵の古典。刑事になったジェイムズが週末にママの家に行く。ママの手料理を賞味するのが目的だが、ママは息子の仕事を聞きたがる。話を聞いていくつか質問すると、ママは難事件を見事に解決する。15年間にわずか8編がかかれただけだが、80年代にいくつかの長編が書かれた(創元推理文庫で翻訳あり)。 のちに都…