塩川伸明「民族とネイション」(岩波新書)-1

ヘイトスピーチや民族差別、人種差別の勉強をしていると、民族とナショナリズムがとても重要であると気付く。近代史を読む際に、民族とナショナリズムの視点をもつことで、意味や見え方ががらっと変わる。ファシズムやボリシェヴィズムの全体主義を考えるときにも、この視点は有効(川崎修「ハンナ・アレント」講談社学術…