アレクサンドル・デュマ「仮面の男」(角川文庫) ダルタニャン物語の最後。19世紀のソープオペラ的な描写は冗長すぎた。

ボアゴベ-黒岩涙香の「鉄仮面」を読んだので、その勢いでデュマの「鉄仮面」を読む。面食らったのは「三銃士」のダルタニャンが出てくること。あとがきによると、「三銃士(1844)」の続編の「二十年後(1845)」のさらに続編「ブラジュロンヌ子爵(1848)」がある。「ブラジュロンヌ子爵」の後半を1943-44年に訳出して、…