高橋昌明「武士の日本史」(岩波新書)-1 古代・中世と近世では武士の在り方は全く異なる。

「武士」とはどういう存在だったかは自明のように思えるが、そのような階級が無くなって150年もたつと、時代劇・小説や歌舞伎に描かれた武士が実在していたかのようにおもう。これが極右やネトウヨになると、日本人の精神を代表する存在に化けてしまう(江戸時代でも総人口の数パーセントだったにもかかわらず)。「武士」…