odd_hatchの読書ノート
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ジェイムズ・ジョイス「ダブリンの人びと」(ちくま文庫) 最も参考になる注釈がついている。ジョイスの言葉遊びを耽溺するには研究者の注釈が必須。
これまで注がない柳瀬尚紀訳(新潮文庫)2009年と、少しある結城英雄訳(岩波文庫)2004年を読んできて、最後に最も参考になる注釈がついている米本義孝訳を読んだ。最も参考になるという評価ができるのは、先に二回読んだからだし、いくつか参考書を読んだから。もし初読が米本訳だったら、そこまでは言えなかっただろう…