odd_hatchの読書ノート
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小泉喜美子「血の季節」(宝島社文庫) 戦前戦中の公使館で起きた少年少女たちのなにか甘美で超越的で決定的な経験。
昭和50年代、青山霊園付近で起きた幼女殺害事件。行きずりの仕業と思えたが、丹念な聞き込みによって、犯人の一人暮らしの初老男性を逮捕することができた。彼は古いマイセルのドイツ人形を大切にしていて、陽にあたることを嫌う不思議な男だった。そのうえ、彼の供述はとても不思議なもので、精神科医に鑑定を依頼する…