接続する柳田國男

はじめに 本稿は「柳田國男と主権者教育」と題され断続的に書いてきたノートの続篇である。充分に伝わり切れていないかもしれないが、そこで指摘したのは柳田民俗学とは、現在のアカデミックな人文学の一領域の座を目指したものでは全くなく、普通選挙施行を