続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実 | 吉田 裕 (著) | 2025年書評62

前作の日本軍兵士でも戦争における無惨な死は戦闘そのものよりも空腹によるものやそれによる病気、また軍の劣る設備などが戦闘よりも多くの死を生み出していたことがまとめられていました。 本書の冒頭で夏目漱石の作品に出てくる主人公が語る言葉が書かれています。 日本は西洋から借金でもしなければ、とうてい立ち行か…