第166回芥川龍之介賞 受賞作予想

芥川賞候補作を全て読み終わったため、各作品の感想と受賞作の予想を書き記す。 最も身体に迫る気迫を感じたのは砂川文次「ブラックボックス」であった。読了後しばらく鉄アレイで後頭部をぶん殴られたようなショックからしばらく抜けだすことができなかった。いわゆる”社会の底辺”で生きる男が破滅していく様が描かれる物…