【書評】朝井リョウ「どうしても生きてる」-ここで描かれているのは今の時代のどうしようもない生きづらさだ

Amazonで探す 楽天ブックスで探す 6つの物語からなる短編集。コンセプトがハッキリしていてかなり中身が濃い。どれも今を生きている人々の心にストレートに届く物語だ。朝井リョウはデビュー作からずっと読んでいるが前作「死にがいを求めて生きている」前後から、人間を見つめるその深度が増してきている。これからさら…