【書評】宮部みゆき「黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続」-圧巻の表題作!神隠しにあった6人の老若男女の運命は?

宮部みゆき「黒武御神火御殿」 「三島屋変調百物語」シリーズの6巻目。三島屋の「黒白の間」で不思議な物語を聞く、その聞き手が今回、主人の姪で心に傷を持つおちかから三島屋次男の富次郎へと代わった。この交代は作者としてはかなり勇気がいるところ。富次郎がどんな聞き手になるのかが気になる。 全4話だが、なんと…