ジュニア版日本文学名作選『怪談』 小泉八雲 1965

子どもの頃にお世話になった偕成社のシリーズで、小泉八雲(1850-1904)を読む。「耳なし芳一」も「ろくろ首」も「茶碗の中」もとてもいい。懐かしいだけではなくて、とても面白く色あせていない。「盆踊り」について書いたエッセイも読ませる。 西欧人からの古き良き時代の日本へのまなざしは、驚きや愛情とともに、適度…