こんな夢をみた(合歓の木)

実家の隣の原っぱが、きれいに雑木も雑草も刈り払われて、平坦な土地になっている。けれど、合歓(ねむ)の木だけは、空き地の真ん中に一本残されている。 昔から懐かしい合歓の木だ。栗の木ばかりの中を、手のひらのように枝を上品にひろげて、季節にはきれいな花をまとっていた。 あのころは幹もまだ細かったが、今はど…