大井川通信
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「今年の日記から 製造所資材二課 松井恒弥」(リッカーミシン社報1968年12月号 随筆欄)
某月某日 午ごろ一家で街にでた。この春最高とおもわれる暖かさである。山吹れんぎょうの黄、木蓮の紫、雪柳の白、等々、多彩な色の饗宴に花の春は今が盛りかとおもわれる。 オモチャ・フレンドで安彦にリモコンのジープ、玉田で倫子に約束の自転車をかった。玩具屋での安彦のショッピングの興奮、倫子の新しい自転車との…