蛍光灯の隙間の命

朝、何気なく見上げた蛍光灯の下に、小さな卵の殻が落ちていた。白地に細かな模様が入った、薄く軽い殻である。 どうやら、生まれたらしい。 けれど、鳴き声はまだ聞こえない。ほんの数時間前に、この世に出てきたばかりなのだろう。 写真の殻を見ていると、「命って、こんな薄い壁一枚から始まるのか」と妙に感心してしま…