小説『曲がったスプーン 2』

あれから何年も経った。 ふとテレビをつけると、ユリ・ゲラーが映っている。(この人、まだこんなことやってんだ~)と思いつつ、見るともなく見ていた。ユリがいくつかの図形を示し、「この中からひとつ選び、今から念を送ります」と言う。 「送りました」とユリが言った。(はや)そう思った瞬間。頭の中に、一個の図形…