親父のおやぢめし~前書き

始まりは3年前だった。 ある日突然見知らぬ番号から電話がかかってきたところから始まる。 いぶかしげに応対すると恐縮してそうな見知らぬ声がする。 声の主は会ったことのないボクのいとこ、実の父親の兄の次男だった。 話の内容は父親のことで、最近歳がいったせいか言動がおかしいことが増えたという。 言外に一度様子…