【福田昭のセミコン業界最前線】 「松下」はかつてDRAM開発で世界の先頭集団を走っていた。「松下半導体」の60年を振り返る

 意外かもしれないが、いずれも事実だ。日本の半導体メーカーがDRAMの研究開発で世界をリードしていたのは、1980年代後半から1990年代の前半までとされる。研究開発をリードしていたのは、NEC(日本電気)、日立製作所、東芝、三菱電機、富士通の5社だとされていた。