村尾嘉陵「井の頭紀行」を辿る(その1)

江戸時代後期の侍・村尾正靖(1760-1841、号は嘉陵)が江戸の郊外のあちこちを歩いて旅した記録『江戸近郊道しるべ』については過去に記事を書いた。 peepooblue.hatenablog.com 村尾正靖は徳川御三卿の清水家に仕えた幕臣で、多忙な日常に追われながらも、江戸近郊の神社仏閣や景勝地などを訪ね歩き、簡潔な文章とメモ、…