『J.G.バラード短編全集』 短編小説に凝縮された、文明批判と滅びの魅惑

私の好きなバラードのSF短編 J.G.バラードことジェームズ・グレーアム・バラードは私が一番好きな作家のひとりだが、以前はその長編について紹介したので、今回は短編の話をしようと思う。バラードの長編と短編は、書かれている内容はかなりの部分共通しているのだが、受け取るムードはけっこう違う気がする。そして私にと…