シン・夏の終わり 第参話

1 私がこの部屋に拉致されて、一夜が明けた。 ゆっくり一睡したとはいうものの、ここへ来るまでに生じた腹部への謎の激しい痛みは完治することは無く、仕事の疲れと合わさって身体への疲労は未だ溜まった状態であった。 「おはようpira、朝食の用意はできているぞ。」目を醒ましたほんの数秒、外星人が天井から朝の挨拶を…