シャーロック・ホームズの事件秘録
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Ⅳ サー・ヘンリー・バスカヴィル 20/20
前頁 目次 次頁 「サー・ヘンリー、もちろん当たり前じゃありませんよ」 答えたのは、モーティマーだった。早口につづける。「御不快なのはわかりますが、ホテルに戻ればわかります。きっともう見つかっているでしょう」 サー・ヘンリーは肩をすくめた。 気に障る出来事だが、大騒ぎするのも馬鹿馬鹿しいと考えているよう…