脳科学者・中野信子が語る、正義をかざした「バッシング中毒」の虚しさ 「心の闇」に迫る衝撃自伝より

“初の自伝”『ペルソナ』(講談社現代新書)が話題の脳科学者・中野信子氏は、「ポジティブ心理学が嫌い」だと語る。「理想的なあるべき姿」を描きすぎ、そこに禍々しい明るさ、胡散臭さを感じるのだという。「正しさ」「ルール」に思考停止し、翻弄されて生きる人間の滑稽さを白日の下にさらけ出す、同書の一部を特別公開…