「世界遺産登録で地獄を見た」1万人が押し寄せた人口400人の町で何が起きたか 観光ブームはたった1年で去った

松場登美さんは約40年前、夫・大吉さんの故郷である島根県大田市大森町に移り住み、町内の古民家再生、アパレルブランド「群言堂」の運営などを通じて、過疎化、高齢化する町の再生に取り組んできました。しかし2007年、松場さんたちが暮らす大森町のそばの「石見銀山」が世界遺産に登録され、町は大きな変化に直面します―…