絶対に勝ち目のない対米戦争を、日本がだらだらと続けてしまった情けない理由 政府首脳がこだわった「一撃和平」

日本は1941年から太平洋戦争に突入したが、1943年には客観的にみて敗北・降伏は避けられない状況に陥っていた。なぜ戦局が悪化する前に降伏できなかったのか。歴史学者の手嶋泰伸さんは「当時の首脳部は、無条件降伏ではなく和平を目指していたため、『一撃』にこだわっていた」という――。