「6年間、ずっと同じでないとダメ」イマドキの中高生を苦しめる"キャラ設定"という呪縛 それは質の高いやりとりではない

いまの子どもたちは、集団になるとそれぞれを定型的な「キャラクター」に置き換えることが多い。神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは「中高一貫校の場合、一番多感で変化する時期に、6年間も同じキャラを演じ続けないといけない。本人も親も教師も気づかないうちに子どもの成熟が邪魔されてしまう恐れがある」という――。