何でもやれると勘違いしやすい…「43歳」に多くの冒険家が命を落とすのは偶然ではない それでも私を北極に向かわせた「焦燥感」の正体

植村直己、河野兵市、長谷川恒男、星野道夫、谷口けい……。多くの登山家・冒険家は43歳で亡くなっている。探検家の角幡唯介さんは「おそらく経験の拡大に肉体が追いつかなくなり、万能感をいだいてしまうのだろう。そうした『43歳の落とし穴』を知っているからこそ、42歳の私はまた北極の探検に向かった」という――。