「世代を超えた年金制度」が成り立つはずがない…その不都合な真実は「厚生年金の歴史」を知ると理解できる 「払うのは先だから、今のうちにどんどん使え」が本音だった

なぜ年金制度が危機に瀕しているのだろうか。早稲田大学招聘研究員の渡瀬裕哉さんは「厚生年金は役人の老後設計のために始まったが、それが国民全般に広がってしまった。あらゆる人の老後管理にまで政府が責任を負うというのは、最初から無理筋だった」という――。