「1本の鉄橋」がヒトラーの寿命を縮めた…ナチス・ドイツが西部戦線で犯した「致命的なミス」 「天然の防壁」に大穴を開けた米軍の機転

ヒトラーが率いたナチス・ドイツはなぜ第二次世界大戦に敗れたのか。1939年9月のポーランド侵攻以来、圧倒的な軍事力で版図を拡大させたが、優勢は持続しなかった。現代史家の大木毅さんは、「大戦末期、西部戦線を崩壊させたレーマーゲン鉄橋をめぐる戦いに、ドイツ軍の限界が見える」という。大木さんの著書『勝敗の構造…