かつての「普通の人」が、現代では「心を病んだ人」に…先進国で精神疾患が増え続けている"本当の理由" 多くの精神疾患は治療対象ではなかった

かつてなく便利に、快適になっているはずの現代において、なぜ精神疾患が増え続けているのか。『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』(ハヤカワ新書)を上梓した精神科医・熊代亨さんは「先進国の社会や文化や環境が、かつては『普通』とされていた人たちにも精神医療を受けるよう強いているように思える」という――。