私の家。 | 5分で読める短編小説投稿サイト - Prologue(プロローグ)

背筋が凍る結末 | aza/あざ(筒示明日香) |    気付いてしまった。  布団の中で、見上げた天井。梁の向こうで、爛々と輝く眼に。  私はすべてを悟った。  祖母が死んだ。訃報に私は、実家へ向かった。  私の実家は、田舎のちょっと大きな屋敷で、小さいころは大きさの割に人のいない屋敷に怯えた。 「怖がっ…