南木佳士「ふいに吹く風」(文春文庫) 

また南木佳士ですか、と思われるでしょう。 前にも書きましたがこの人の文章は精神安定剤なのです。 苛立ったりしたとき、落ちこんだと、悲観的になったとき、心がざわつくとき、 そんな時に読むと深呼吸したような気分になれる。 勇気づけてくれる、というのとは違う。 自分が感じていることを美しい文章で表現してくれる…