彼女の寄り道ごはん、満たされた日々:過去日記081

今日はマユミさんのお買い物です。 仕事帰り、マユミはスーパーの入り口でふっと足を止めた。 カートを押す奥様たちを横目に「さて、何を作ろうかな」と小さく呟く。 ヒロの家でご飯を作るのは、もう何度目だろう。最初はお互い照れくさくて、レトルトを温めるだけだったけど、最近はもう慣れたものだ。 何より、ヒロが「…