『疲れた夜に寄り添う夫婦の時間!背中を撫でる優しさとおやすみの言葉』:過去日記141

『おやすみの手前で』 夕食が終わると、リビングにはゆっくりとした時間が流れ始めた。マユミがキッチンに立ち、静かにお茶をいれてくれる。湯気の立つ湯呑みを、ヒロとマキの前にひとつずつ、そっと置いた。 時計の針は夜8時を指していた。 「よし、そろそろ課題やらなくちゃ」マキが小さく伸びをしながら、立ち上がる。 …