朝の“声に出さないモーニングチェック”:過去日記163

朝の空気と机越しのまなざしデザイナーとプロデューサーのはじまりの気配 午前8時すぎ。 職場にはまだ半分ほどしか人が来ていない。 ボクは早めに席について、PCを立ち上げながらマウスの感度を調整していた。ふと前を見ると、マユミがコーヒー片手にゆっくりと歩いてきた。 「おはよう」 ボクはすっと声をかける。 「……お…