【社内恋愛】好きな人の声に、つい聞き耳を立ててしまっていた──職場恋愛、はじまりの話:過去日記209

彼女が電話に出るたびに、ボクは手を止めた。正面のデスク、モニターの隙間から見える横顔。聞こうとしているわけじゃない。見ようとしているわけじゃない。でも、耳も目も、勝手にそっちへ行ってしまう。前に進む勇気もないまま、毎日がすぎていった。