大森望が語る、『三体』世界的ヒットの背景と中国SFの発展 「中国では『三体』が歴史を動かした」

劉慈欣『三体』(早川書房)が、書店で目立つ位置で平積みになっている。中国のSF小説が日本でここまでヒットするのは異例のこと。知識人が弾圧された文化大革命から幕を開けた物語は、ナノテク研究者が主人公となる現代パートへと移り、「ゴースト・カウントダウン」という怪現象や3つの太陽を持つ星が舞台のVRゲーム「…