生首とともに繰り広げる珍道中 世にも怪奇な時代小説『首ざむらい』がおもしろい
小説の新人賞には、長篇を対象にしたものと、短篇を対象にしたものがある。オール讀物新人賞は、短篇の新人賞だ。1952年のオール新人杯から始まり、その後、オール讀物新人賞に名称を変え、多数の作家を輩出した。2021年の第101回から、広義の歴史時代小説を対象にしたオール讀物歴史時代小説新人賞へとリニューア…