「平和ボケ」は悪いことなのか? 東浩紀著『平和と愚かさ』を梶谷懐が読む
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ攻撃、そしてトランプ政権によるベネズエラへの武力介入、さらには習政権の台湾への威圧的な姿勢など、国際情勢はかつての大国によるむき出しの「力」が支配する状況に回帰したかのように思える。東浩紀『平和と愚かさ』(ゲンロン)は、そういった状況の中であえて「平和」を語…