本格ミステリの名手は『名探偵コナン』をどう小説化した? 千街晶之の『小説 名探偵コナン 名探偵の記録者』評

1990年代以降生まれの若手ミステリ作家にインタビューすると、初めて触れたミステリは青山剛昌の漫画『名探偵コナン』、またはそのアニメ版だったという人がかなり多い。謎解きをメインとする本格ミステリというジャンルがポピュラーなものとなる上で、『名探偵コナン』の存在がいかに大きかったかはここからも窺える。