小松菜奈が持つ被写体としての神秘性 初の長編映画単独主演までの道のりを追う
神秘への批評 吉本ばななの原作を映画化したエドモンド・ヨウ監督による『ムーンライト・シャドウ』(2021年)は、小松菜奈の持つ被写体としての神秘性を分析するドキュメントともいえる。クローズアップで捉えられた小松菜奈=さつきの装いには、ブルーのメッシュとブルーのマスカラが施されていて、そ…