通算5回のレコード大賞!阿久悠にとって80年代とはいったい何だったのか?

シングル盤の売上枚数では秋元康にその座を譲ったものの、歌謡曲の世界における日本一の作詞家が阿久悠であることに異論はないだろう。その精力的な活動が最も目立っていたのはやはり70年代であり、ピンク・レディーや沢田研二の活躍が大きかった。80年代を迎える頃には歌謡界の環境が変化し、作詞に対する創作意欲が衰え…