湯斗~おこげ湯の香りとあたたかさが沁みる

懐石料理の最後に出て来る「湯斗(ゆとう)」は玄米茶のルーツとも言われているそうです。玄米とお湯だけというシンプルさなのに、なんとも香ばしく、あたたかく、ほっとする一品です。 懐石料理の解説によると、丁寧に炒った少量の玄米に熱湯を注いで作る、または釜の底に残った焦げ飯を、さらに弱火できつね色に焦がし、…