エッセイ集『サッド・バケーション』(飯村大樹)

感情や価値観、身体にまつわるあれこれを描いたエッセイ集。 「風景になる」は、自分の加害性の発見から出発して、かわいいものが好きになり、ゆくゆくは木になりたいという話。「祝福の生クリーム」は人生で初めて展示というものをやってみたら、人々が結婚式をやる意味がすこし分かったという話です。表題作「サッド・…